“歩幅が小さくなった”人ほど“頭の回転”が落ちてきている可能性
2025.03.28

“歩幅が小さくなった”人ほど
〜“頭の回転”が落ちてきている可能性〜
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◆「最近歩くときの足が小刻みになってきた…」
・歩いているのに前に進んでいないように見える
・なんとなく歩く姿が頼りなくなってきた
・方向転換がぎこちなくなってきた
──そんなとき、
「足が弱ってきたのかな?」と考えるのが自然です。
ですが実は、“脳の働き”の変化が大きく関わっている可能性があります。
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◆“歩幅”と“認知機能”はつながっている
歩くという行為は、
・足を動かす
・バランスを取る
・周囲を見て安全確認する
・目的地を考えながら進む
──これらすべてを同時に脳で処理する高度な動作です。
つまり、「考えながら歩く力」=「脳の処理速度と注意力」。
この力が低下してくると、歩幅が小さくなりがちなのです。
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◆“小股”になるのはバランスを守るため
脳が情報を処理しきれなくなると、
・「転ばないように慎重に歩こう」
・「周りを見る余裕がないから、歩幅を小さくしよう」
・「なるべくエネルギーを使わず歩こう」
──といった“守りの歩行”になります。
その結果、足元だけを見るようになり、歩幅が狭くなるのです。
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◆歩幅が小さくなるとどうなるか?
・バランスを崩しやすくなる
・つまずきやすくなる
・“歩くこと”自体が疲れやすくなる
・歩くことを避けるようになり、さらに活動が減る
歩幅の変化は、生活の質と安全に直結する重要なサインです。
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◆今日からできる対策
・歩くときに意識的に「一歩を大きく」
・人と並んで歩き、リズムを合わせる
・“足元を見る”から“少し先を見る”に意識を変える
・脳トレや会話と一緒に歩く「ながら歩行」の練習をしてみる(安全な場所で)
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◆まとめ
・“歩幅が小さくなる”のは、足だけでなく“脳の働き”が影響している
・歩行は“認知機能のバロメーター”としても重要
・小さな変化を見逃さず、“歩く力”と“考える力”をセットで支えることが大切
一歩の小ささが、脳の変化のサインかもしれません。
だからこそ、その“足取り”に注目してあげてください。