「朝イチの立ち上がり」が一番危ない? → 起きた直後のふらつきを防ぐ“布団の中エクササイズ”とは
2025.06.13

「朝イチの立ち上がり」が一番危ない?
〜ふらつき・転倒を防ぐ“布団の中エクササイズ”〜
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◆「立ち上がった瞬間にクラッと…」ありませんか?
朝、布団から出たときに
「フラッとして危なかった」
「頭がぼーっとしてすぐ動けない」
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、寝起きに起こる“血圧低下”や“自律神経の乱れ”が原因かもしれません。
特に高齢になると、血圧の調整機能が鈍くなりやすく、
立ち上がり直後の転倒リスクが高まります。
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◆朝イチの転倒を防ぐ「布団の中エクササイズ」
寝たままでもできる、血流と覚醒を促す簡単な体操をご紹介します。
【1】手足をグーパー10回
→ 末端の血流が改善し、全身が少しずつ目覚めます。
【2】膝を立てて、左右にゆっくり倒す(5往復)
→ 体幹を軽く動かすことで、腰回りが安定しやすくなります。
【3】ゆっくり深呼吸 × 3回
→ 自律神経が整い、スムーズに起き上がれる準備が整います。
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◆ポイント:「起きてすぐ立ち上がらない」
起床後は、
→ 寝た状態 → 座る → ゆっくり立つ
という“段階的動作”を意識してください。
体が目覚める前に急に立ち上がると、
血圧が一気に下がり「起立性低血圧」が起こりやすくなります。
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◆ご家族・介護職の方へ:朝の声かけも有効です
「いきなり立ち上がらず、少し体を動かしてから起きてね」
と一言伝えるだけでも、本人の意識が変わります。
転倒は“防げる事故”。
朝のルーティンを整えることが、1日の安全につながります。
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◆まとめ
>「朝イチこそ、一番慎重に。」
それが、高齢者の転倒予防の第一歩です。
今日からぜひ“布団の中エクササイズ”、試してみてください。