“足のむくみ”が午後になると出やすいのはなぜ?
2024.11.22

“足のむくみ”が午後になると出やすいのはなぜ?
〜その原因は“水分”ではなく“重力と筋力”かもしれません〜
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◆朝はスッキリなのに、夕方になると靴がきつい…
・午後になると足首やふくらはぎがパンパン
・靴下の跡がくっきり残る
・足が重だるく感じる
──そんな経験、ありませんか?
これは「静脈とリンパの流れ」に、重力と運動量が深く関係している現象です。
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◆「水の流れ」と「ポンプの力」のバランス
体の中の水分は、
・血管(動脈・静脈)
・リンパ管
を通って全身をめぐっています。
でも、下半身にたまった水分を重力に逆らって上に戻すには、
・ふくらはぎの筋肉
・足首の動き
・呼吸による腹圧の変化
といった“体のポンプ機能”が必要です。
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◆午後にむくみやすくなる3つの要因
1. 長時間の座位や立ちっぱなしで筋肉が動かない
2. 同じ姿勢が続き、血液とリンパがたまりやすくなる
3. 時間の経過とともに体内で水分が下に落ちていく
朝よりも午後の方がむくみやすいのは、
「水分の摂りすぎ」ではなく「流れが滞っている」サインなのです。
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◆“座ったまま”できるむくみ対策
・つま先を上げ下げ(10回 × 数セット)
・かかとを交互に持ち上げる
・足首をぐるぐる回す
・膝裏をさする/ふくらはぎを軽くマッサージ
・1時間に1回は立ち上がって、数歩歩く or 背伸び
1〜2分でも「動かすこと」が最大のむくみ対策になります。
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◆まとめ
・午後になると足がむくむのは“水分”より“流れの停滞”が原因
・重力と“筋ポンプの低下”によって下半身にたまりやすくなる
・座ったままでもこまめに動かすことで、むくみは予防できる
足のだるさは、“動かしてほしい”という体からのメッセージです。