「歩くと疲れる」は“歩き方”に問題あり?
2025.06.20

「歩くと疲れる」は“歩き方”に問題あり?
〜疲れない歩き方、理学療法士が解説します〜
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◆「歩くだけで疲れる…」それ、“歩き方”が原因かも
ちょっと歩いただけで疲れる。
階段を上がると息が上がる。
そんな悩み、ありませんか?
「年だから仕方ない」と思われがちですが、実はそれ、
“体に負担のかかる歩き方”が原因かもしれません。
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◆疲れやすい人の“NG歩行パターン”
【1】猫背で歩く
→ 背中が丸まると呼吸が浅くなり、足も前に出づらくなります。
【2】膝が伸びきったまま着地
→ クッションが効かず、関節に大きな衝撃が。痛みや疲れの原因に。
【3】足の裏が“ベタッ”と全部同時に着く
→ 正しい歩行では「かかと → 足裏 → つま先」と重心移動します。
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◆理学療法士が教える「疲れない歩き方」3つのポイント
【1】背筋を伸ばし、視線は前へ
→ 上体を起こすだけで呼吸が楽になり、自然と歩幅も広がります。
【2】かかとから着地し、つま先で蹴る
→ スムーズな重心移動が、筋肉の無駄な緊張を減らします。
【3】歩幅は“肩幅+5cm”を意識
→ 小股すぎると筋力を使いすぎ、大股すぎるとバランスを崩します。
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◆姿勢を変えると「体力が上がる」
正しい歩き方は、単に“疲れにくくなる”だけでなく、
– 筋肉のバランスが整う
– 呼吸が深くなる
– 心肺機能が向上する
など、体力全体の底上げにもつながります。
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◆まとめ:歩き方は“体力の使い方”そのもの
「年齢のせい」と思っていた疲労感、
実は“歩き方”を見直すだけで大きく改善するかもしれません。
毎日の歩行こそ、最高のリハビリ。
まずは今日から、“歩き方”を少しだけ意識してみませんか?