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“話す力”が落ちると食べる力も落ちる!?〜会話と嚥下の深い関係〜

2025.10.31

“話す力”が落ちると食べる力も落ちる!?
〜会話と嚥下の深い関係〜

◆「最近むせやすくなったな…」と感じたら

食事中によくむせる
飲み物が気管に入りそうになる
食べるのに時間がかかる

こうした変化、実は“声”や“会話”とも関係しているってご存知ですか?
「話す力=嚥下力」は、密接に関係しているのです。


◆“話す”筋肉と“飲み込む”筋肉は同じ

私たちが話すときに使う筋肉(舌・口・喉)は、
そのまま“食べ物を噛んで飲み込む”動作にも使われています。

つまり、
「しゃべらない時間が増える」=「口や喉の筋肉が衰える」
=「食べづらくなる・むせやすくなる」
という悪循環が起きてしまうのです。


◆コロナ禍以降、リスクが高まった背景

マスク生活・外出制限・会話機会の減少──
これにより、高齢者の“表情筋・嚥下筋の低下”が急激に進んだケースが多数報告されています。

むせやすさや飲み込みづらさを、
「年齢のせい」と見過ごしてはいけません。

◆予防に効果的!“話す・笑う・歌う”習慣

・人と会話する(電話でもOK)
・好きな曲を口ずさむ
・発声練習(例:「パ・タ・カ・ラ」体操)
・笑う時間を意識的に作る

これらはすべて、嚥下のトレーニングになります。
「声を出すこと」が、「食べる力」を守る第一歩です。


◆まとめ

・話す力と食べる力は“同じ筋肉”で支えられている
・会話や発声が減ると、むせやすさや誤嚥のリスクが高まる
・日常で「しゃべる・笑う・歌う」を意識的に取り入れることが予防になる

「食べること」と「話すこと」は、
どちらも“生きる力”を支える重要な動作。
今日から少しだけ、声を出す時間を増やしてみませんか?

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